作詞その弐 足跡
僕の全ての足跡消して
遠くの方まで逃げました
きらきら光る朝焼けが
僕に別れを告げています
異郷の土を踏みたくて
光を目指して行きました
ざわざわうるさい雑踏が
なんだか涙を誘います
夜行列車の椅子に持たれて
目を閉じ明日を待ちました
知らない街の幸せを
信じて明日を待ちました
窓から差し込む光の筋が
密かに朝を告げています
目尻に残る涙のあとに
無性に悲しくなりました
悲しみがいつか消えるように
光もいつか消えてしまう…
花がいつしか枯れるように
僕の命も消えてしまう…
見知らぬ土地に足跡残して
ひたすら西へと進みます
まだ見ぬ愛を、幸せを
信じてひたすら行くのです……