白い薔薇が咲く場所

都内在住大学生文月によるブログです。主に小説、思ったことなどを書きます。

作詞その弐 足跡

僕の全ての足跡消して

遠くの方まで逃げました

きらきら光る朝焼けが

僕に別れを告げています

 

異郷の土を踏みたくて

光を目指して行きました

ざわざわうるさい雑踏が

なんだか涙を誘います

 

夜行列車の椅子に持たれて

目を閉じ明日を待ちました

知らない街の幸せを

信じて明日を待ちました

 

窓から差し込む光の筋が

密かに朝を告げています 

目尻に残る涙のあとに

無性に悲しくなりました

 

悲しみがいつか消えるように

光もいつか消えてしまう…

 

花がいつしか枯れるように

僕の命も消えてしまう…

 

見知らぬ土地に足跡残して

ひたすら西へと進みます

まだ見ぬ愛を、幸せを

信じてひたすら行くのです……